胡蝶蘭の防虫対策

胡蝶蘭につきやすい害虫には、一度に大量発生してしまうと駆除するのが難しいという特徴があるようです。そもそも、虫がつかないようにするためにはどのような予防対策があるのでしょうか。

まずは、胡蝶蘭の置き場所が重要です。風通しのある場所では、虫が一箇所にとどまることは難しく、寄生しづらくなります。また、直射日光を浴びて葉が焼けてしまうと、そこから虫が発生する原因になるので、風通しの良い明るい日陰を選んでください。

温度の管理も必須です。胡蝶蘭は亜熱帯の植物なので、一年を通して15℃以上30℃以内の環境に置くようにしてください。寒すぎても暑すぎても胡蝶蘭の負担になり、抵抗力が弱って虫が湧く原因になります。

霧吹きまた、葉水といって、定期的に葉に水を与えて乾燥を防ぐことも効果的です。一日に何回か、霧吹きで葉の表裏にまんべんなく吹きかけてあげると良いでしょう。ハダニなどの予防に特に効果が期待できます。ただ、水の量を多く与えすぎると根腐れを起こす恐れがあり、それによって虫の発生を招くこともあるので、注意してください。

発生した虫の駆除方法も様々なものがありますが、まずは害虫を寄せ付けない環境作りが重要です。胡蝶蘭の生長にもとても有効なので、ぜひ一度見直していただきたいと思います。

害虫の種類について

せっかく育てたきれいな胡蝶蘭が、害虫に食べられてしまったら悲しいですよね。胡蝶蘭につく害虫には、どのような種類があるのでしょうか。そして、どんな特徴があるのでしょうか。

ダニハダニは、体長0.3ミリ~0.8ミリの小さな虫です。ハダニは梅雨明けの高温・乾燥状態で繁殖しやすく、一気に大量につくことがあるのが特徴です。葉の裏に寄生して、栄養を吸汁します。葉の色が悪くなり、枯れる原因にもつながるので、注意が必要です。同じダニ類では、コナダニも寄生しやすいと言われています。目には見えないほど小さく、花が一輪だけ枯れるなどの被害を及ぼします。

カイガラムシは、元々株についていることも多い害虫です。寄生した場所から蜜を吸って生長を遅らせ、糞に繁殖した菌によって葉を腐らせるなどの被害をもたらします。また、胡蝶蘭に白い綿状のものがついていたら、カイガラムシの仲間のコナイガラムシの寄生が原因です。どちらも大量発生してしまうと完全駆除が難しいので、早めの対策が必要です。

その他に、スリップスという体長1~2ミリの細長い虫が葉っぱにつくことがあります。葉に白斑や褐斑が出たり、花にしみが出来たりするようになります。葉に卵を産み、幼虫が根を腐らせることもあります。

胡蝶蘭の葉や花の色に異変が出たら、害虫による可能性が大きいので、手遅れにならないように早めの防虫対策をしましょう。

胡蝶蘭に付きやすい虫

胡蝶蘭胡蝶蘭のお世話は怠っていないはずなのに、葉の変色や、花に褐色のしみができているのを見つけたら、それは害虫の仕業かも知れません。当サイトでは、胡蝶蘭につきやすい虫とその特徴についてご説明いたします。

胡蝶蘭につく虫のすべてが害虫であるというわけではありません。逆に、害虫を食べてくれる益虫もいます。胡蝶蘭の植え込み材には水苔が使われていることが多く、水を多く含むだけに、水が好きな虫が寄ってきやすいという特徴があります。

そのような虫の一つにコバエがいますが、胡蝶蘭には害がないと言われています。コバエは腐った根っこから発生しやすいと言われ、たくさん寄ってくるということは、根腐れを起こしかけているサインかもしれません。もしも2年間植え替えをしていないのであれば、植え替えをするチャンスです。また、テントウムシも胡蝶蘭自体に害を与えず、むしろ害虫であるカイガラムシなどを食べてくれる益虫であると言われます。増えすぎてしまったら駆除が必要ですが、少数なら良い作用があることも覚えておきましょう。

害虫の種類については、別のページで解説いたします。虫がつきにくいように普段から対策しておけば、大切な胡蝶蘭が枯れてしまう心配も少なくなるので、害虫予防の環境作りについてもご紹介いたします。

美しい花には虫がつきやすいものですが、害虫の特徴と寄生する原因を知り、予防対策に努めましょう。このサイトが皆様の参考になれば幸いです。