せっかく育てたきれいな胡蝶蘭が、害虫に食べられてしまったら悲しいですよね。胡蝶蘭につく害虫には、どのような種類があるのでしょうか。そして、どんな特徴があるのでしょうか。

ダニハダニは、体長0.3ミリ~0.8ミリの小さな虫です。ハダニは梅雨明けの高温・乾燥状態で繁殖しやすく、一気に大量につくことがあるのが特徴です。葉の裏に寄生して、栄養を吸汁します。葉の色が悪くなり、枯れる原因にもつながるので、注意が必要です。同じダニ類では、コナダニも寄生しやすいと言われています。目には見えないほど小さく、花が一輪だけ枯れるなどの被害を及ぼします。

カイガラムシは、元々株についていることも多い害虫です。寄生した場所から蜜を吸って生長を遅らせ、糞に繁殖した菌によって葉を腐らせるなどの被害をもたらします。また、胡蝶蘭に白い綿状のものがついていたら、カイガラムシの仲間のコナイガラムシの寄生が原因です。どちらも大量発生してしまうと完全駆除が難しいので、早めの対策が必要です。

その他に、スリップスという体長1~2ミリの細長い虫が葉っぱにつくことがあります。葉に白斑や褐斑が出たり、花にしみが出来たりするようになります。葉に卵を産み、幼虫が根を腐らせることもあります。

胡蝶蘭の葉や花の色に異変が出たら、害虫による可能性が大きいので、手遅れにならないように早めの防虫対策をしましょう。